素材へのこだわり

お煎餅は素直なお菓子です。
小麦・卵・砂糖…シンプルな素材だからこそ、それぞれの持ち味がきわだちます。
水をほとんど加えず卵だけで練り上げた生地は、きめ細やかで溶けるような口あたり…
香料や着色料などの添加物は一切加えず、素材の持つ自然の味わい・色合いを求めています。


  • 小麦
    地元岡山産の小麦から作られる小麦粉を使用しています。使用する原材料を最小限に留め、小麦の風味が感じられるおせんべいに仕上げます。
  • たまご
    地元岡山県産の新鮮なものを取り寄せて使用しています。たまごを生地にたっぷり含ませることで、きめの細かい、口どけの良い生地に仕上がります。
  • 大豆
    北海道で採れたてんさい(ビート)から作られる上白糖とグラニュー糖を使用しています。おせんべいを口に含んだ時にほんのり甘い、やさしい味に仕上げます。



はちみつについて

主に岡山県内で採取した蜂蜜を使っています。



手作りへのこだわり

先人の想いをいつも胸に、
創業からの味を守り続ける
手間を惜しまず、本物のおせんべいを一枚一枚丁寧に作り上げること。
おいしいことはもちろん、口に入れるものですから安心・安全であることは至上の命題。少々見かけは悪くても、それが自然体なら良しと考えています。大切な人に自信を持って薦めることができるお菓子を求め続けた結果として、今の鈴木屋があるのだと思います。



  • せんべい焼き機
  • せんべい焼き機
稼働して50年近くになる、現在使用している中で一番古い焼成機。うまく焼くには熟練の技が必要です。


鈴木屋の伝統

鈴木屋の伝統

おかげさまで創業100周年
1923年の創業より小麦せんべいの専門店として、みなさまにとって身近な存在の素朴なお菓子づくりを心がけてまいりました。

創業の鈴木槌三郎は岡山市平野町(現北区天瀬南町)にて順調に事業を行っておりましたが、太平洋戦争中はお菓子など作れるはずもなく、金属供出としておせんべいを焼く鉄板も回収され、会社存続の危機が訪れました。戦争後、傷痍軍人として戻ってきた2代目鈴木鶴之輔が傷ついた体ながらも槌三郎の後を継ぎ、その後、3代目鈴木健一、4代目鈴木祥成に至っています。

これからも「心をひとつにおせんべいづくりの技を生かして豊かな食と心を育む」といった理念のもと、皆様に喜んでいただけるおいしいおせんべいを焼き続けてまいります。